「茶わんの湯」から最新の科学を考える

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全学自由研究ゼミナール

「茶わんの湯」から最新の科学を考える

授業概要

当部門では、平成27、28年度に引き続き、今年度(平成29年度)もAセメスターにてオムニバス形式の全学自由研究ゼミナール「茶わんの湯」から最新の科学を考える(以下、授業「茶わんの湯」と記す)を開講する。

普段は特別に意識しない、なんの変哲もない茶わんと湯であっても、よくよく観察することで様々な系に共通する普遍的な構造や法則、および、最新の知見と関係していることが見えてくる。

オムニバス形式で行う本ゼミでは、物理学者の寺田寅彦が名随筆「茶わんの湯」(大正11年)にて考察した事柄を現代の科学で再度実演・考察する試みに加え、寺田が取り上げることのなかった素材としての茶わん(陶磁器)、お茶に関する講義・実演を行う。また、寺田寅彦的思考(複雑な仕組みからできるだけ単純なことを見つけ出す考察)の代表として複雑系に関する講義も予定している。

授業情報

講義題目
「茶わんの湯」から最新の科学を考える
時間割コード
51270
対象
前期課程1・2年生 文科・理科
曜日・時限
木曜日・4時限(14:55~16:40)
※但し12月27日は水曜日に授業が行われる。授業開催日情報を各自確認すること。
講義教室
KOMCEE East K113
※いくつかの授業は他の教室を使用する可能性がある。ガイダンスの連絡および、授業「茶わんの湯」に関するお知らせを随時確認すること。
注意事項
履修希望者が多数の場合は履修可能者を抽選により決定する。抽選方法および、抽選結果の発表方法はガイダンス(9月28日)にて説明する。

講義スケジュール・内容

講義日・教室
講師氏名・所属
「タイトル」
キーワード
9/28(木)
K113
東京大学教養学部附属教養教育高度化機構
自然科学教育高度化部門(ADVES)
ガイダンス
 
10月5日(木)
K113
左合 澄人
株式会社ノリタケカンパニーリミテド
「茶碗と科学」
洋食器と和食器、生地と釉薬、絵の具、電子ペースト、砥石、燃料電池材料
10月12日(木)
KOMCEE WEST
3階
中原 明生
日本大学理工学部・一般教育教室(物理)
「破壊に見る記憶」
破壊、記憶、レオロジー、ソフトマター
10月19日(木)
K113
松下 貢
中央大学 理工学部 名誉教授
「寺田寅彦と複雑系の科学」
寺田寅彦、複雑系
10月26日(木)
K113
岡田 晋治
東京大学 大学院農学生命科学研究科 応用生命化学専攻 ILSI Japan寄付講座「機能性食品ゲノミクス」
「味を感じるまで: 味情報の伝達・処理の仕組み」
味覚、神経、おいしさ
11月2日(火)
コミプラ和館
提坂 裕子
衣笠 仁
佐藤 晃平

株式会社伊藤園 中央研究所
「お茶にまつわる話」
茶の効用、PET茶飲料の製法、茶のおいしい入れ方
11月9日(木)
K113
石丸 喜朗
明治大学 農学部 農芸化学科 食品機能化学研究室
「味を感じる仕組み」
味覚
11月30日(木)
KOMCEE WEST
3階
増田 建
東京大学大学院総合研究科 広域科学専攻広域システム科学系 増田建研究室
「茶の色から考える光合成色素」
光合成色素、クロロフィル、分解、クロマトグラフィー
12月7日(木)
K113
原野 幸治
東京大学総括プロジェクト機構「革新分子技術」総括寄付講座 大学院理学系研究科化学専攻(兼務)
「お茶のなかの分子世界:はたらく分子・みえる分子」
カテキン・単分子観察・ナノ炭素材料
12月14日(木)
K113
鳴海 拓志
東京大学大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻
「茶わんの湯から考える五感と自分」
五感,バーチャルリアリティ,感覚間相互作用,認知科学
12月21日(木)
K113
三浦 裕亮
東京大学 大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 大気海洋科学講座
「茶わんの湯と大気科学」
大気、光、雲、対流
12月27日(水)
K113
トム・ガリー
東京大学 大学院総合文化研究科 教養学部 グローバルコミュニケーション研究センター 言語情報科学専攻
「寅彦を英訳する」
翻訳、translation、言語、言葉、language
1月11日(木)
K113
鳥井 寿夫
東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系
「液滴の魔術:ニュートンの虹、ウィルソンの霧箱」
霧・虹