授業「茶わんの湯」スピンオフセミナー2017

お問い合わせ
「茶わんの湯」から身近な生物・身近な化学を考える 「茶わんの湯」から身近な生物・身近な化学を考える

<一般参加歓迎>授業「茶わんの湯」スピンオフセミナー
「茶わんの湯」から"身近な生物”・”身近な化学”を考える

我々の身近にあるものごとを様々な視点・観点から考え理解を深めるためのセミナーを本学の全学自由研究ゼミナールの補助授業と一般公開のセミナーを兼ねて開催する。

【重要なお知らせ】参加をご希望の方へセミナーへご参加なさる場合は、セミナー開催情報および詳細をご確認の上、事前参加登録を行ってください。

セミナー目的

本セミナーは、東京大学前期課程の学生(1・2年生)を対象とした体験学習・オムニバス形式の「茶わんの湯」から最新の科学を考える(以下、授業「茶わんの湯」と記す)の補助授業として開催し、本学学生以外の参加を認め一般公開とする。

セミナー内容

授業時間内では実施できなかった重要なテーマまた、授業時間内に出題された課題考察の補助教材として、授業「茶わんの湯」を通じて重点的に取り上げるべきテーマを選択し、セミナーを開講した。

昨年度に引き続き二年目となる今回は、授業「茶わんの湯」のシリーズのよりよい学習のために生物の模様とコロイドを取り上げる。

セミナー開催情報

セミナーへのご参加は、事前参加登録を行ってください。

セミナー番号
テーマ『タイトル』
講師(所属)
開催日時・場所
詳細

セミナー開催内容

2017A_seminar_01
身近な生物
『生物の模様ができちゃう仕組み』
講師:近藤 滋(大阪大学 大学院生命機能研究科 時空生物学講座)
開催日時:2017年11月21日(火)
18時から
駒場1キャンパス21KOMCEE WEST レクチャーホール
詳細・登録
2017A_seminar_02
身近な化学
『生活の中のコロイドから最先端高機能性ナノ粒子の開発へ』
講師:村松 淳司(東北大学 多元物質科学研究所)
開催日時:2017年11月28日(火)
18時から駒場1キャンパス21KOMCEE WEST レクチャーホール
詳細・登録

授業「茶わんの湯」とは?

授業「茶わんの湯」の取り組み内容は、1. 物理学者の寺田寅彦が名随筆「茶わんの湯」の中で考察された事柄を現代の科学で再度実演・考察する試みに加え、2. 寺田が取り上げることのなかった素材としての茶わんや湯(お茶)に関する講義・実演、また、3. 寺田寅彦的思考(複雑な仕組みからできるだけ単純なことを見つけ出す考察)の代表として複雑系に関する講義の実施であった。

授業「茶わんの湯」の主な目的は、主に下記の2点としている。

  1. 日常茶飯事目にするような、なんの変哲も無い身近なことがらに着目し、それを科学的に思考し批判する。また、その身近なことがらを学問領域横断して異なる様々な視点から考察する。さらに、身近なことがらに付随する文化や歴史の説明も取り入れながら学習する。これらの作業の楽しさ・醍醐味をこの連載を通じて伝える。
  2. 新しい事象や法則の発見は科学への貢献のみならず、実社会問題の発見や解決と密接に関係しうることを具体的に学習する。

セミナー開催の背景

授業「茶わんの湯」は、すでに昨々年度(平成27年度)、昨年度(平成28年度)秋 冬学期にセメスター(全13回)のオムニバス形式の授業として二度開講した。今年度 (平成29年度)秋冬学期においても、同様の授業を実施している。

これまでの授業「茶わんの湯」 (平成27年度、平成28年度)終了後の振り返りか ら、主に下記の2点の反省・改善点が挙がった。

  1. 各講師から出題される課題の理解を深めるための補足授業の必要性
  2. 複数の講義で共通する重要なテーマに関する授業の必要性

これらの反省点を克服し、よりよい授業を実施するために正規の授業とは別に不足分を不定期にセミナー形式で開講することが好ましいという結論に至った。

正規の授業では授業時間、コマ数、および講師のスケジュール調整などの要因で取り上げることが難しい内容も、このような形式で開催することで学生へ講義を通じて伝えることが可能となる。

セミナーへの出欠は正規の授業「茶わんの湯」の成績になんら影響するのもではなく、あくまでセミナーへの参加は学生の任意で行うものとしている。

授業「茶わんの湯」と本セミナーを同時に受講することで理系・文系の学生問わず、領域横断的な科学の知識の習得と思考のトレーニングになることを期待している。本セミナーの取り組み内容は、大学で専門教育を開始する前の段階の学生に合わせて、専門知識がなくてもレクチャーを受けられる内容とする。そのため、セミナー単体を受講しても大学生に限らず社会人や大学入学前の学生に対しても同様の効果が期待されることから一般公開とする。

参考資料

授業紹介
寺田寅彦「茶碗の湯」
授業「授業茶わんの湯」スピンオフセミナー「茶わんの湯」から“身近な生物”“身近な化学”を考える