身近な生物 『生物の模様ができちゃう仕組み』

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<一般参加歓迎>授業「茶わんの湯」スピンオフセミナー2017
「茶わんの湯」から”身近な生物”・”身近な化学”を考える

2017A_seminar_01
【身近な生物】
『生物の模様ができちゃう仕組み』

概要

講師
近藤 滋
大阪大学 大学院生命科学研究科 時空生物学講座
大阪大学 大学院生命科学研究科 研究科長
開催日
2017年11月21日(火)18時から
会 場
東京大学教養学部 駒場1キャンパス 21KOMCEE WEST レクチャーホール
google map:東京都目黒区駒場3-8-1
キャンパスマップ:21KOMCEE WEST
参加費
無料(本学の学生ではない一般参加者は事前参加登録が必要です。)

セミナータイトル

『生物の模様ができちゃう仕組み』

セミナー要旨

たまに、TV局から電話がかかってくる。

番組制作AD「もしもし、あのぅ、シマウマの模様なんですけどね」
筆者「はい」
番組制作AD「あれは、縞模様があると空気の流れがおきて体を冷やすのに役立っている、と言う説があるそうなんですが、本当でしょうか?」
筆者「はぁっ?」
番組制作AD「え~、陽が当たると黒い部分だけ温度が上昇し、白い部分とのあいだに温度差が生じるので対流がおき、体を冷やす、と言う話なんですが」
筆者「う~~ん。。。。あなた、縞模様の服、持ってますよね。」
番組制作AD「はい」
筆者「それ、着ていると涼しいですか?」
番組制作AD「えっ?」
筆者「だって、シマウマが涼しいのなら、人間だって涼しいはずでしょ?どうです?」
番組制作AD「あ~~、、、、そうですねぇ。特にそんなことはないかと、、、」
筆者「でしょ、ありえませんよ、そんな説。」
番組制作AD「はぁ。」
筆者「ご用件は、それだけ?」
番組制作AD「あ~、え~と、では、ヒョウ柄模様に関してですが・・・」
筆者「ああ、あれもTuringの原理でできますよ。」
番組制作AD「い、いえ、そうじゃなくて、何故大阪のおばちゃんがヒョウ柄を好むかと言う、、あっ、」
筆者(ガチャ)

こんな感じの問い合わせが、半年に一回くらいある。
大阪のおばちゃんはともかくとして、シマウマに関しては、確かに不思議だ。

あんなビビッドな模様を観たら、何か意味があると考えたくなるのも無理はない。

実はこの問題は、プロの生物学者にとっても難題なのである。なぜなら、シマウマ同様、きれいな縞を持っているのに、その「意味」が解らない動物はうじゃうじゃいるのだ。いやむしろ、意味(利点)を想像できる種がほとんどいないと言って良い。

じゃあ、どうしたらこの問題に答えることができるだろう?

ひとつの、可能な方法は、縞の「意味」、ではなく、どうやって縞ができるかの「仕組み」を調べることだ。これなら、実験で明らかにできる。ということで、それを真面目にやってみたら、、、、、、

どうなりましたでしょうか?乞うご期待!

講師プロフィール

大学院時代は、「オプジーボ」で超有名な本庶佑先生(京大)の下で分子免疫学を学んだ。京都大学医学部の講師をしているときに、魚の縞模様ができる原理の研究に入り込み、模様が「波」であることを証明、Natureの表紙に。と、同時に、免疫学を真面目にやっていなかったため、京大をクビになり、その後、あっちこっちの大学をさまよった末に、阪大生命機能研究科にたどり着く。難し気な科学のトピックを、わかりやすく、楽しく説明するのがライフワークと思っています。よろしければ、こちらをご覧ください。

こんどうしげるの「生命科学の明日はどっちだ」で検索すると一番上に出てきます。
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セミナー番号
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セミナー開催内容

2017A_seminar_01
身近な生物
『生物の模様ができちゃう仕組み』
講師:近藤 滋(大阪大学 大学院生命機能研究科 時空生物学講座)
開催日時:2017年11月21日(火)
18時から
駒場1キャンパス21KOMCEE WEST レクチャーホール
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2017A_seminar_02
身近な化学
『生活の中のコロイドから最先端高機能性ナノ粒子の開発へ』
講師:村松 淳司(東北大学 多元物質科学研究所)
開催日時:2017年11月28日(火)
18時から駒場1キャンパス21KOMCEE WEST レクチャーホール
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