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当部門による身近な自然科学実習

「身近な生命科学実習」と「身近な環境科学実習」

当部門では、前期課程学生(理科・文科)を対象とした自然科学実習を実施している。身近かな試料に着目し、それらを実験材料として解析することで (1) 実験科学の基礎(実験器具の使い方や実験ノートのとり方) (2) 生命科学および、環境科学用語・技術の理解 (3) 実験結果の解釈・考察方法 (4) 実験内容の発表資料作成および、発表方法 を学習することを主な目的としている。特に本実習は、上記の作業を実際に体験し、実験科学の楽しさに触れることを重要視している。

「身近な生命科学実習」では、マグロの種別判別実験を行う。マグロのDNA増幅・切断することによって得られる種別特異的なパターンにより判別する。この実習は、生命科学実験の基本技術の習得、実験結果に対する考察の練習、ニュースなどでよく耳にするDNA、PCR、種別判別といった生命科学用語の理解を目的とする。

「身近な環境科学実習」では、身近な水の成分分析を通じて化学分析の基本技術の習得、実験結果に対する考察の練習を行う。また、この実習では実験内容の発表資料作成および、発表も行う。

当部門で実施する実習は、夏季・冬期の休み期間中に集中講義形式で開講される。本実習に関する最新の情報(内容・日時・教室等)は、実習科目および、実習科目に関するお知らせにて随時アナウンスする。

「身近な環境化学実習」-身近な水の状態を水質調査から科学する-

「身近な環境化学実習」-身近な水の状態を水質調査から科学する-

水道水は採水場所・日時・時間によって違いがあるのか、水道水とペットボトルの水はどう違うのか、ミネラルウォーターといってもいろいろな種類があるがいったいどのような違いがあるのか、といった様々な水に関する疑問を、飲み心地や味を基準に定量的・再現的に解決することは困難である。それではどのように解決すればよいのであろうか。

本実習では、身近な水、例えば、駒場キャンパス内の水道水や市販されているミネラルウォーターの水質調査(化学成分分析実験)を通じて、実験科学のお作法(実験器具の使い方や実験ノートのとり方)だけでなく、水の汚染や環境基準といった用語の理解、水の化学的な測定方法、実験結果の環境化学的解釈・考察方法を学習することを目的としている。

文系・理系を問わず興味がある学生を歓迎する。

実習の概要

実習の概要

駒場キャンパス内の各建物の水道水や市販のペットボトルのミネラルをウォーターについて、水中の鉄や窒素、カルシウム、pHなどの化学成分の分析を簡単な水質分析器具による簡易分析、公定分析法に則った精密分析を行う。

水試料のサンプリングを自ら行い、分析により得られた結果を表示値や環境基準値などと比較しながら、身近に接している水の状態を、水質から捉え考察する。

特に本実習では、化学分析(試料採取・前処理操作・測定)を実際に体験し、環境分析化学の面白さに触れてもらうことを重要視している。

教員の許可を得た学生は、自身が設計した実験デザイン(経時変化の観察など)に基づいて実験を行うことも可能である。

  1. 本実習内容の説明
  2. 水試料選定、サンプリング
  3. 試料の前処理
  4. 比色分析を用いた簡易分析
  5. 測定装置を使用した精密分析
  6. データのまとめ・考察
  7. ミニプレゼンテーションおよびディスカッション

実施日

実施日

集中講義として、下記の日時に実施する。
※実験の進行状況により下記の時刻に終了できない場合がある。

※ガイダンス:2017年9月29日(金)お昼休み 121教室
本実習を受講する者は、必ずガイダンスに出席すること。ガイダンス実施日に出席できない場合は、事前に担当教員に申し出をし、後日個別にガイダンスを受けること。

「身近な生命科学実習」-マグロ属魚類の魚種類判別-

「身近な生命科学実習」−マグロ属魚類の魚種類判別−

マグロの切り身の味や形状からその種別を判別・評価することは、魚の専門家でない限り極めて難しい。では、どうすれば誰でも正確に再現的にマグロの種別を判別できるであろうか?

本実習では、分子生物学的手法を用いたマグロ属に属する魚の種別判別実験の体験を通じて、実験科学のお作法(実験器具の使い方や実験ノートのとり方)、ニュースなどでもよく出てくるDNAやPCRといった生命科学用語・技術、実験結果の解釈・考察方法を学習することを目的とする。

本実習は、特に文科学生の履修を歓迎する。

実習の概要

協力:東京築地魚市場 大物業会

マグロの切り身を一枚から、DNA抽出、PCR法によるDNAの増幅、制限酵素によるDNAの切断を行い、最終的に得られたDNA断片をアガロースゲル電気泳動して、DNA断片のパターンを観察する。その結果から、自分がどの種別の種別のマグロの切り身を与えられたのか考察する。

  1. 本実習内容の説明
  2. マグロからDNA抽出
  3. 遺伝子増幅法(PCR法)によるDNAの増幅とDNA配列特異的切断酵素による切断
  4. DNA断片を電気泳動により分離して検出
  5. 得られたDNAのパターンからマグロの種別判別
  6. 結果に関するディスカッション

実施日

実施日

集中講義として、下記の日時に実施する。
※実験の進行状況により下記の時刻に終了できない場合がある。