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ADVES-自然科学教育高度化部門

身近な生命科学実習

身近な生命科学実習

-マグロ属魚類の魚種類判別-

マグロの魚種を判別する実験体験を、6日間の集中講義として開講しています。この実習は、学部1-2年生を対象に、文理の垣根を越えて少人数制で実施しています。マグロのPCR実験を通じて、DNA、PCR、次世代シーケンス等の身近な生命科学用語を理解し、基礎的な実験スキルや考察方法を取得できるようなカリキュラムを実施します。 また、講義時間内で外部講師による特別セミナーを設け、“考えるトレーニング” についても取り組んでいます。

魚の専門家でない限り、マグロ(寿司、切り身、ブロックなど)を味や形から区別して分類することは非常に困難です。では、マグロの種類を正確かつ再現性よく判断するにはどうすればよいでしょうか?

この実習では、まず、マグロの切り身または寿司を標本として受け取ります。 次に、分子生物学的手法を使用してマグロを解析し、それがどのマグロ種であるかを判断します。 最後に、このコースでの結果についてミニプレゼンテーションを行います。

マグロ属魚類の魚種類判別

実習の流れ

  1. 実習内容の説明
  2. マグロからDNA抽出
  3. 遺伝子増幅法(PCR法)によるDNAの増幅とDNA配列特異的切断酵素による切断
  4. DNA断片を電気泳動により分離して検出
  5. 得られたDNAのパターンからマグロの種別判別
  6. 結果に関する発表および、ディスカッション
  7. ミニレクチャー

上記に加えて、参加している学生各自の学習到達度・実験の進行度合いに個別に対応し、初心者でも理解可能なシンプルな課題を個人/グループに随時与えています。

Web 検索や過去のプリント集を閲覧しても、答えは簡単には見つかりません。各自/グループは、実験を自らデザインして各種の検討を行う必要もあります。学生のみなさんには、規定の実習の作業内容に追加する “考えるトレーニング”、ならびに答えが確定していない課題に挑戦する体験について、楽しみながら実習に取り組んで欲しいと思っています。

マグロ属魚類の魚種類判別

これまでに行った外部講師によるミニレクチャー

2017年|講義・演習

講師・日時
西方 公郎 先生 ユーロフィンジェノミクス株式会社
次世代シーケンシングサービス
プロダクトサポート
2017年8月3日(水)
13時30分~15時00分

2018年|講義・演習

講師・日時
西方 公郎 先生 ユーロフィンジェノミクス株式会社
次世代シーケンシングサービス
プロダクトサポート
2018年8月1日(水)
13時30分~15時00分

2019年|講義

講師・日時
ジョゼフィーヌ・ガリポン 先生 慶應義塾大学
先端生命科学研究所
2019年8月6日(火)
13時00分〜14時45分(3時限目)